高齢者の転倒事故は、想像以上に大ケガになる。


高齢者の転倒死亡は交通事故の2倍以上

2023年のデータによると、高齢者の転倒・転落による死亡者数は11,784人に達し、交通事故による死亡者数3,573人を大きく上回っています。
これは、交通事故に遭う確率よりも、日常生活での転倒により命を落とす確率の方が高いという衝撃的な事実を示しています。
多くの人が交通事故の危険性を認識し、注意深く行動する一方で、住み慣れた場所での転倒事故に対する意識は低い傾向にあります。
しかし、統計が示すように、高齢者にとって転倒は決して軽視できない重大な事故なのです。
私たちは、交通事故と同様に、あるいはそれ以上に、日々の生活における転倒のリスクに目を向け、予防策を講じる必要があるでしょう。

不慮の事故による死因別にみた年次別死亡数及び死亡率
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003411674


高齢になるほど高まる転倒事故の危険性

不慮の事故による死亡者数を年代別に見ると、70歳を境にその割合が急激に増加します。
50代では人口10万人あたり約20人だった死亡者数が、70代では約80人、80代では約200人と、年齢を重ねるごとに顕著に上昇しています。
これは、加齢に伴う身体機能の低下、例えば筋力やバランス能力の低下が、転倒のリスクを高め、その結果として重篤な事態につながる可能性が高まることを示唆しています。
若い頃には軽微な怪我で済んだ転倒も、高齢者にとっては骨折や寝たきりの原因となり、生命を脅かすことさえあります。
高齢者自身だけでなく、周囲の人々もこの事実を認識し、転倒予防の重要性を理解する必要があります。


不慮の事故による死亡の年次推移
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/furyo10/01.htm


東京消防庁データから学ぶ:高齢者の住まいの転倒事故予防

目次高齢者の救急搬送、その8割は転倒事故見直そう、わが家の転倒リスク - 事故原因の多くは住環境にいますぐできる!家の中の転倒リスク対策要注意!玄関、廊下、トイレ.…



なぜ高齢者に転倒予防運動が必要なのか

不慮の事故による死亡原因として、交通事故よりも転倒・転落が多い現状、そして高齢になるほどそのリスクが高まるという事実を踏まえると、高齢者にとって転倒を予防するための運動がいかに重要であるかが明確になります。
しかし、「自分は大丈夫」「運動は面倒だ」と感じる高齢者が多いのも現実です。

交通事故を避けるために歩道を歩き、信号を守り、周囲を確認するといった対策を日常的に行っているのであれば、同じように、転倒を防ぐための積極的な取り組みも不可欠です。

高齢者への運動の推奨は、決して無理強いをしているのではありません。
より安全で豊かな生活を送るための提案なのです。

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「たかが転倒」という認識の危険性

若い頃の転倒と、高齢になってからの転倒は別物です。
加齢に伴い、骨や筋肉はもろくなり、一度の転倒が重大な怪我につながる可能性が高まります。

子供の頃のような軽い擦り傷で済まなくなることを理解しておく必要があります。
高齢者にとっての転倒は、骨折による長期入院、寝たきり、そして最悪の場合には命に関わる事態を引き起こす可能性があるのです。
「たかが転倒」と安易に考えるのではなく、そのリスクを正しく認識し、予防に努めることが大切です。


転倒しても怪我をしない体づくり:7つのアプローチ

高齢者が転倒による大怪我から身を守るためには、日頃からの体づくりが不可欠です。以下の7つのポイントを意識した運動を取り入れることをお勧めします。

  1. 筋力トレーニング: スクワットなどで足腰の筋力を強化することで、歩行時の安定性を高め、つまずきを防ぎます。
  2. 持久力トレーニング: ウォーキングや足踏み運動で筋持久力を高め、長時間の活動でも姿勢が崩れにくい体を作ります。
  3. 反射能力トレーニング: 前後・左右へのステップ運動で、バランスを崩した際に素早く体勢を立て直せるようにします。
  4. バランス能力トレーニング: 片足立ちで体の重心をコントロールする能力を高め、ふらつきを予防します。
  5. 柔軟性トレーニング: ラジオ体操やストレッチで関節の可動域を広げ、スムーズな動作を促し、無理な姿勢による転倒を防ぎます。
  6. 足の感覚トレーニング: タオルやボールを使った足裏の感覚トレーニングで、地面の状態を正確に把握し、危険を察知できるようにします。
  7. 注意力トレーニング: 歩きながらしりとりをするなどのデュアルタスク運動で、周囲の状況や自身の体の動きへの意識を高めます。

これらの運動を日常生活に取り入れることで、転倒のリスクを減らし、もし転倒してしまった場合でも、怪我の程度を軽くすることが期待できます。

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転倒予防の専門家「転ばない未来づくり」

もしあなたが、あるいはあなたの大切な人が、転倒しない体づくりに真剣に取り組みたいと考えているなら、私たち「転ばない未来づくり」が全力でサポートします。
私たちは、筋力、関節の柔軟性、バランス能力、注意力といった多角的な視点から転倒のリスクを評価し、一人ひとりに合わせた転倒予防プログラムを提供しています。

また、私たちは整形外科や脳神経外科でのリハビリ経験も有しており、関節や筋肉の疾患が原因となる転倒リスクにも対応できます。
病院では疾患の治療が中心となり、疾患に起因する転倒予防までは十分なサポートが得られない場合があります。私たちは、病院ではカバーしきれない部分を専門的にサポートし、あなたの安全な生活を支えます。

転倒による大怪我のリスクを減らし、安心して生活できる未来のために、ぜひ私たち「転ばない未来づくり」の転倒予防プログラムをご検討ください。

まとめ

高齢者の転倒事故は、交通事故よりも死亡リスクが高く、加齢とともにその危険性は増大します。
「たかが転倒」と軽視せず、日頃から筋力、バランス能力、柔軟性などを高める運動に取り組み、転ばない体を作ることが重要です。
もし専門的なサポートが必要であれば、「転ばない未来づくり」がお手伝いさせていただきます。

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執筆者

木幡忠文
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『転ばない未来づくり』の木幡忠文です。転倒による寝たきりを断つ!という使命感で、家の中の転倒リスク、体の転倒リスクを見つけ、改善する方法を提案しています。転倒に不安をお持ちの方、すでに転倒をしてケガをしてしまった方など、ぜひご相談ください。









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