転倒への予防対策は早いうちから!私たちと「転ばない未来」を一緒に考えましょう
転倒は、想像以上に深刻な社会問題です。
令和5年の統計によると、救急搬送の約7割が転倒によるものとされています。
転倒が原因で骨折や頭部損傷を起こし、その結果として寝たきりになる高齢者は少なくありません。実際、転倒は高齢者が寝たきりになる大きな原因の一つです。さらに、転倒による死亡者数は、交通事故の死亡者数を大きく上回るという現実があります。
転倒は「自分事」として捉えづらい課題
多くの方にとって、転倒は「自分には関係ない」と感じられるかもしれません。しかし、実際に転倒を経験しなければ、そのリスクや影響を身近な問題として意識することは難しいのが現状です。
けれども、転倒をしてしまった後では遅い場合が多いのです。
骨折後のリハビリは、最低限の歩行ができるようになるまでしか行われないことが一般的です。手術により、転倒の原因となる筋力低下やバランス能力の低下が進行している状態では、自宅に戻ってから転倒予防の運動を始めようとしても、簡単には改善できないことがあります。
転倒予防は「兆候」が見える前に始めるべき
転倒の原因には、筋力低下、関節可動域の低下、バランス能力の低下、下肢疾患、認知症、薬の副作用など、多くの要因が絡み合っています。これらを解消し、転倒の不安なく生活するためには、長期的な取り組みが必要です。
だからこそ、「自宅でつまずくことが増えた」「足の運びが遅くなった」「歩くときにすり足になる」など、転倒の前触れを感じるよりも前から、早めの対策を始めることが重要となります。
こちらでは転倒リスクの早期発見ができるテストを用意しています。まずは、ご自身に問題がないか確認してみてはいかがでしょうか。
私たちの取り組み
私たちは、転倒予防のための運動指導や環境アドバイスを提供するだけでなく、転倒を防ぐことの重要性を広める活動も行っています。転倒を防ぐ意識を早い段階から持つことで、健康で安心した日常生活を続けることが可能になります。
「転倒」を他人事にしないために
転倒予防は誰にとっても重要な課題です。
「いつかやろう」ではなく、「今から始めよう」を合言葉に、健康で安心な毎日を守るために一緒に取り組みましょう。無用なリスクを少しでも減らし、「転ばない未来」をつくるために、ぜひ私たちにご相談ください。